妊婦にとって痩せすぎ、太りすぎって問題!?

体重の増減によるリスク

太りすぎで起こるリスク

〇症候群:妊婦さんの 約20人に1人の割合で起こる といわれ、妊娠34週未満で発症した場合、重症化しやすいため注意が必要です。妊娠高血圧

<赤ちゃんへの影響>
・胎児発育不全(赤ちゃんの発育が悪くなる)
・常位胎盤早期剥離(出産の前に胎盤が子宮の壁からはがれて赤ちゃんに酸素が届かなくなる)
・胎児機能不全(赤ちゃんの状態が悪くなる)
・いずれの場合も(最悪の場合)胎児死亡の可能性があります

<お母さんへの影響>
・血圧上昇、蛋白尿、むくみ
・けいれん発作(子癇)

・脳出血
・肝臓や腎臓の機能障害
・HELLP症候群(肝機能の障害と溶血という血液の障害)

〇妊娠糖尿病:「妊娠糖尿病」とは、妊娠中にはじめて発見、または発症した糖代謝異常のことで、血糖値が基準よりも高くはなっているものの、まだ糖尿病には至らない軽度の段階ものを指します。日本では、妊婦さんの7~9%が妊娠糖尿病と診断されます。

<赤ちゃんへの影響>
巨大児
胎児死亡になるリスクを高める
低血糖症
高ビリルビン血症
低カルシウム血症
多血症

<お母さんへの影響>
流産・早産や妊娠高血圧症候群
羊水過多症
肩甲難産
網膜症
腎症

〇分娩遷延:分娩遷延とは、陣痛がきてから赤ちゃんを産むまでに通常よりも時間がかかることで、赤ちゃんがお腹の中で大きくなりすぎた場合にも起こりやすくなります。

 

痩せすぎで起こるリスク

現在、20代女性の約4人に1人、30代の7人に1人は「痩せ」(BMI18.5以下)で、その割合は年々増加している。

〇胎児の発育不全

〇低出生体重児

☆出生体重の低下で発症リスクが高まることが分かっている疾患
・虚血性心疾患
・2型糖尿病
・本態性高血圧
・メタボリック症候群
・脳梗塞
・脂質異常症
・神経発達異常 など

 

適正な体重

厚生労働省は、妊娠中の望ましい体重増加の目安をBMI(Body Mass Index)の数値によって以下のように設定しています。

妊娠前のBMI18.5未満(やせ) 適正体重増加:9~12kg
妊娠前のBMI18.5以上25.0未満(標準) 適正体重増加:7~12kg
妊娠前のBMI25以上(肥満) 適正体重増加:増加体重を個別に医師と相談BMI(肥満度)は以下の計算で算出されます。

BMI=体重(kg)÷[身長(m)÷身長(m)]

※上記は妊娠中を通して全期間の体重増加の目安です。

通常、妊娠初期は妊娠前と体重がほとんど変わらず、増えても2kg未満としています。

妊娠中期になると次第に体重が増えやすくなります。妊娠中期を通しての体重増加の目安は5kg程度、急な体重増加はしないように、1週間に0.5kgまでの増加とすることが望ましいとされています。

※妊娠前のBMIが25以上の方については、主治医の先生と相談して対応してもらうようにしましょう。

 

適度な運動が大切、どんなスポーツがおすすめ?

では、どんなスポーツが良いのでしょうか。日本産科婦人科ガイドラインでは、妊娠中のスポーツを動き方や強度によって、「好ましいスポーツ」、「好ましくないスポーツ」、「危険なスポーツ」の3種類に分類しています。

●好ましいスポーツ
ウオーキング、水泳、ヨガ、ラケットスポーツ、エアロビクス、固定自転車、ピラティス

●好ましくないスポーツ
ホッケー、バスケットボール、サッカー、ボクシング、レスリング、(ホットヨガ)

●危険なスポーツ
体操競技、スキー(水上、雪上)、ハングライダー、スキューバダイビング、激しいラケットスポーツ、乗馬、スケート、重量挙げ

(日本産科婦人科ガイドライン2017より)

 

 

まとめ

妊婦間は特に、体重を気にされる方が多いと思います。

体重が極端に増えるのは、様々な病気を引き起こす要因にもなり、それが直接赤ちゃんにも

影響を及ぼします。

かといって、痩せすぎもよくありません。

自身の体重コントロールをしっかり行い、母体、胎児ともに安全な状態で出産に臨みましょう。

そのためには食事、栄養管理、適度な運動を習慣的に行うようにしていくといいでしょう。



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